「あすなろ」
 昭和41年3月札幌市立大通小学校6年3組卒業文集

「文集を読む前に」

私たち昭和27年、28年に生まれた者は、今年の春を迎え卒業となります。
きっと、卒業式には悲しみ、中学の入学式には悲しみも忘れ、
新しい友人と仲良くなるように心がけているでしょう

しかし、喜ぶのはちょっと待ってください。
この6年間を振り返り反省してみませんか。
反省すると同時に6年間の楽しかったこと、
悲しかったことなども思い出してみましょう。
みんなで遊んだこと、けんかしたことなどを
いつまでもいつまでも皆さんの心の奥深くしまっておけるよう、
ここに卒業記念文集「あすなろ」を制作しました。

この文集には、お母様方の自分の子供や私たち全員に対する
励ましの作文などや、大久保先生がご自分で私たち一人一人の性格や
その人の感じなどをとってひとりひとりに作ってくださった
俳句とその意味が載っています。
それから皆さんの直筆で書いた卒業の言葉も載っています。
それからもうひとつ。卒業後も仲良く交際できるように、
皆さんの家の住所と電話のある人は電話番号も載っています。

この文集の題は「あすなろ」という題でアスナロの木のように
心を曲げないでまっすぐ生長する、という意味があります。
卒業後クラスのだれかに会った時、アスナロという意味に一歩でも
前進しているようにしたいものです。

では文集の第一ページを開いてください。はじめは詩です。
その次が作文。次がお母様方の作文。大久保先生の俳句。
皆さんの書き寄せ。皆さんの家の住所。
それから編集後の編集員の意見、という順です。
それでは思い出のページを楽しんで読んでください。

                             編集部長 金島智子

目 次

1.

2.作文 151205修正

 3.父兄の皆様の作品

4.皆さんの実筆で

5.住所録

6.大久保先生から一人一人へのメッセージ