Stone Soup

070809
 戦争が終わり国へ引き上げる道中の3人の兵士。空きっ腹を抱え疲れ切った3人は、食べ物と寝る場所の施しを受けようと通りかかった見知らぬ村に入っていく。ところが、村人達は食べ物をしまい込み無情にも戸口で3人を追い払う。そこで兵士達は策を巡らし、仕方がないから石からスープを作ると宣言すると、村の広場で堂々と準備に取りかかる。それは聞き捨てならんと集まってきた村人たちが見守る中、兵士達は借りた大鍋にたっぷりの湯をわかし、村人に手ごろな石を3つ運んでもらうと鍋に入れる。もっともらしく鍋をかき混ぜながら、「どんなスープを作るにも、塩とこしょうがいりますな」という兵士に、それならと村の子どもたちが塩とこしょうを持ってくる。「この石だけでもおいしいスープになるけれど、にんじんが少しあれば、もっとおいしくなるのになぁ」という兵士のぼやきを聞いた婦人が、「あら、それぐらいならうちにあったかも」と、家からにんじんを抱えて持ってくる。「キャベツがあれば…」「牛肉があればもっと…」「これで牛乳さえあれば…」という兵士の言葉に、村人達は次々と隠してあった食料を差し出して、ことの成り行きをワクワクと見守るようになる。やがて大鍋一杯のごちそうスープができあがり、どうぞご一緒にという兵士達の言葉に、さっそくテーブルが出され、パンや飲み物も持ち込まれ、村人総出で飲めや歌えの楽しい宴となる。ただの石から素晴らしいスープを作った兵士達はその機知を讃えられ手厚くもてなされ、翌朝村じゅうの人々から感謝の言葉を受けて村を後にする。

Marcia BrownStone Soup: An Old Tale (Aladdin Picture Books)

やっても無理、自分の仕事でないといった大企業で出くわす状況を
どう前進させ解決していくか
とてもわかりやすですね。

そういえば「チーズはどこへ消えた?」スペンサージョンソン著を思い出しますね。