ニューカレドニア旅行記 121224

妻が格安ツアーを見付けその安さに魅了されて行くことにしました
4泊5日のニューカレドニアツア−が何と7万5千円/人也(サーチャージ込)
しかも時差が2時間と欧米に行くような体調管理の煩わしさはなし
寒い東京を脱出できるのも旅行することに決めた要因ですね

期待した通り楽しい旅でしたが、愉快なハプニングの連続でした



「帽子を失くし買いました」の巻

炎天下の気候を予想し、使い慣れたゴルフ帽子を日本から持参しました。



抜けるような青空の下、強い紫外線除けのため帽子は必需品でした。
二日目のカフェで地ビールを飲みながらWiFiに夢中になりました。
(ホテルでのスマフォのWiFiの調子が悪いので)



夕方だったせいか店を出ても日差しがさほど強くなく
帽子を忘れたことに気づかず、ホテルに帰りました。

翌朝、ジョギングに出かける時に、帽子がないことに気づきました。
ジョギングのついでにカフェに立ち寄ってみたら
幸運にも早朝から下準備などで店が開いていたので
立ち寄ったものの、従業員曰く「帽子の忘れ物はない」とのこと。
帽子なしでの滞在はしんどいのでダウンタウンに行った際に
商店街の貧相な衣料品店で、代わりになるものを見つけました。
トーテムポールとニューカレドニアの刺繍の入った真っ赤な帽子で
ハンバーガーが1000円近くするインフレの中で1500円だったので
躊躇なく買いました。



たいへん気に入っていたのですが・・・
帰国前日の市内観光バスの中に置き忘れてしまい
ほんの48時間だけのお付き合いでした。
市内観光の最終訪問地が宿泊先ホテルのすぐ傍の水族館なので
見学後は直接ホテルに戻ることにしたにも拘らず
下車直前、迂闊にも座席ポケットに帽子を置たようでした(記憶が定かでない)。
丁度空腹でハンバーガー゙ショッフに行くことしか頭になく
帽子のことはすっかり忘れていました。

こうして二度も失くしてしまった帽子が悔やまれたのか
帰国前夜には帽子を探しまわる自分の姿を夢で見てしまいました。
帰国の際、空港の土産売り場で幸運にもたくさんの帽子売り場を見つけ
勢い余って2ケまとめ買いしてしまいました(笑)



「予約したはずのレストラン」の巻

土曜の夕食は少し高級なレストランで地元の料理をビュッフェスタイルで、
と妻が早々予約してくれました。
その前日金曜の夕食はホテル近所の浜辺の大衆レストランでシーフードを楽しみました。
といっても食前サラダが3000円前後と高く



メインディッシュのマヒマヒのソテーも4000円前後で安くない。



白ワインのフルボトルが3000円でまずまず。



結局一人前を二人でシェアして仲良く食べました。
量的にはそれで十分で二人合わせて1万円程度。



翌日の少し高級なレストランはホテル別館にある「ラ・クーポール」のはずでした。
少しお洒落して予約した19時に行きました。
19時は地元の人にとってかなり早い夕食時間らしく
我々は当然一番乗りでした。
「予約した我妻です」と英語で伝え案内されて座ったのですが・・・
ビュッフェスタイルのはずなのにメニューが出され何やら可笑しな雲行でした。
前菜のサラダが、お肉が、魚が皆高い。
おまけにワインリストをみるとフルボトルで1万円以下のものが見当たらない。
出されたつまみを口にしながら
「ビュッフェスタイルと聞いているが、何故メニューが出てくるのか?」
「私達は予約した我妻だが、本当に間違いないか?」
初めに対応してくれた若い女性は英語が通じずチンプンカンプン。
次の男性が登場し多少英語が通じ始めてしばらく押し問答しました。
彼曰く「それは本館のレストランではないのか?」
やっと間違い(実は妻の勘違い)に気づいて私はつまみを頬張りながら
「大変失礼なことをしました、明日この店に来るがいかがか?」
「明日は日曜日で閉店」
つまみを食べてしっまった後ろめたさを感じながら
お詫びし早々立ち去りました。
妻が予約したレストランとは別館の高級なレストランではなく
本館の大衆向けレストランだったのです。
(ビュフェスタイル飲み物なしで6000円程度/人)


予約したビュッフェスタイルの本館レストラン

妻の勘違いで高級なレストランツア−の触りを体験することができました(笑)

追伸:つまみとは一口タイプのリーフパイのようなもので
甘く加工はされていないので酒の肴として旨かった。

「10番のバス」の巻

我々のホテルはヌーメア市ダウンタウンから5kmほど離れたリゾートビーチにあり
観光客の大多数はこの地域のホテルに滞在します。
滞在3日目市内路線バスを利用してダウンタウンに行くことにしました。
地元ガイドのアドバイスに従い、10番のバスに乗ること、
バス停には時刻表がないが気にせず待つこと、
210CFP(200円相当)を運転手に払いチケットが手渡され、それを検札機に通すこと、
降車の際のアナウンスは何もないので景色を見て適当に降車ボタンを押すこと、

これらを頭に入れて乗り込みました。
運転手は皆スピード狂のようで急カーブででも減速しないので
立っていると体が振り回されとても危険でした。
ですから小錦のような体型の人の隣であっても
遠慮することなく勇気をもって椅子に座ることとしました。
さて10番の路線バスに乗車し15分程度で市の中心部ココティ広場に到着しました。
我々にとってすべてが初めてだったので広場に到着してもそのまま座っていたら
車掌のような人物が乗り込んできて降りるように我々を促してくれました。

失くした帽子のことをふと思い出し、商店街の貧相な衣料品店で
お気に入りの真っ赤な帽子を見つけ購入したことは既に話しました。



ココティエ広場を散策し妻のお目当てのショッピング後、近所のカフェで一休み。
地ビールを頼んだつもりが出されたものは甘口のメキシコビールでした。



まだ夕食までに時間があるので早々ホテルに引き上げ泳ぐつもりでしたが
帰りのバスに関し思わぬ展開となりました。
さきほど降車したバス停で同じ10番に乗り込みました。
地理的な知識のない私でもバスの進む方向が正しくないことは分かります。
行けども行けども見慣れる車窓に一抹の不安を覚え妻と確認したのは
「このバスは間違いなく10番だったよね」
どこかで降車して戻りのバスに乗りなおすべきか考えましたが、
心強い妻の判断でそのままじっと乗り続けることにしたのです。
結局ホテルとはまったく反対の半島の先端まで行きました。
終点と思しき地点から公園のバスターミナルに戻って気付いたことは
反対側のバス停から10番のバスに乗ることでした。
その間違いに気づかず遠回りしてからホテルへ戻りました。
結局ホテル到着に15分で済むところが1時間以上かかりました。
バス料金はそのままだったので予期せぬ市内観光ができたことを
喜ぶことにします(笑)。